~ あなたのオンワードの服を、みらいにつなぐ。~
株式会社オンワードホールディングス(本社:東京都中央区 代表取締役社長:保元 道宣)は、お客さまから回収した衣料品を活用し、新たな価値を創造するプロジェクト『アップサイクル・アクション』を行っています。これまで当社の社員が主なクリエイターとして活動してきました。この度、産学連携による“学び・創造・共創”を目的とした『アップサイクルこどもふくプロジェクト』を初の試みとしてスタートしました。
今回は、代々木山谷小学校の生徒16名と文化学園大学ファッション社会学科の学生12名が参加。半年間取り組んできたプロジェクトの成果として、11月22日(土)に、「アップサイクルこどもふくランウェイショー」を開催しました。

オンワードグループの『アップサイクルこどもふくプロジェクト』
■『アップサイクルこどもふくプロジェクト』の目的
・当社が回収した衣料品を、子どもたちがその豊かな発想でデザインし、大学生がアップサイクル制作。
・ファッションと環境について学ぶ大学生と小学生のコラボレーションを促進し、クリエイティブな体験を提供する。
・完成した衣服を着用したファッションショーを開催し、子どもたちの自信とファッションを楽しむ心を育む。
・アップサイクル体験を通じて、ファッションの未来を考える機会を創出する。
■プロジェクトスケジュール
7月下旬 初回打ち合わせ、デザインワークショップ
9月中旬 作品の試着とお直し箇所の相談
10月中旬 最終確認会
11月上旬ファッションショーに向けたランウェイの練習
11月22日(土)ファッションショー本番
■ファッションショーの様子
テーマは「アップサイクルでつなぐ、未来のファッション ~服の未来は子どもたちの手の中に~」。
虹の森に住む再生の精たちによる、ファッションショーです。
小学生自らがデザインした服を着用し、モデルとなって堂々とランウェイを歩きました。






▲フィナーレには、一緒に制作した大学生と登場
これからの未来に向けて
「ファッションを楽しみながら、地球を守る」
そんな新しい価値観を大切にし、次世代へ豊かな自然と文化をつなげていってほしいという想いが込められた、約20分間のショーでした。
ファッションショー全編はこちら
https://onwardg.box.com/s/612xsoemrlaa48a9gue4fniduerqflbv
■参加した代々木山谷小学校の生徒コメント
「本番でたくさんの人に見てもらえてうれしかった」
「冬をイメージしてデザインをしてみました」
「(服を捨てずに)リサイクルができて良かった」
■参加した文化学園大学ファッション社会学科の学生コメント
「デザインを制作していく過程で出た残布を、再利用してデザインを修正している姿をみて、子どもたちの想像力の豊かさに感心しました。“憧れ”や“好き”がつまったデザインを形にするのは大変でしたが、それ以上にとても楽しかったです。」
「子どもたちとの関わりは、普段得られない経験。私は将来教員を目指しているので、とても良い経験になった。また、回収した服を集めて、自由な組み合わせで新たなデザインを制作する過程は、子どもたちと一緒に自分も楽しむことができた。」
「今回の服のアップサイクルを通じて、古いものや使い込まれたものにしか出せない風合いや良さを感じました。単に捨てるだけでなく、新たな価値を見出せるような活動が増えていってほしいと思うようになりました。」
「子どもたちの発想は、良い意味で現実離れしていて、自分では思いつかないような斬新でユーモアのあるデザインを制作していくことが楽しかったです。」
■当社が『アップサイクル・アクション』をスタートした背景
オンワードグループは、2009年から自社の衣料品を引き取る「オンワード・グリーン・キャンペーン」を行っています。今年で17年目を迎え、2025年8月末までに累計約180万名のお客さまから約934万点の衣料品を引き取りました。
引き取った衣料品はリユース・リサイクルを行い、廃棄をせずに循環させることをポリシーに取り組みを進めてきました。2023年春からはオンラインでの引き取りもスタートし、参加者も増加しています。
そんな中、これまでリサイクルでは毛布や軍手、固形燃料に活用してきましたが、新たな活用方法としてファッション企業ならではのクリエイション力を活かした「アップサイクル・アクション」をスタートしました。
これまで本プロジェクトには、社員がクリエイターとして参加しています。多様な個性を持つ社員が、独自のアイデアやデザインを自由な発想で表現できる場となっています。制作した作品は、自らで価格設定を行い、収益の90%を制作者に還元し、残りの10%は、日本赤十字社への寄付に充てています。
販売中の作品はこちら:https://crosset.onward.co.jp/shop/reusepark
■衣料品循環システムの構築を目指す「オンワード・グリーン・キャンペーン」について
オンワードグループのサステナブル経営推進の一環として、ご愛用いただいた自社の衣料品を利用者から引き取り、可能な限りリユース・リサイクルすることを通じて、衣料品循環システムの構築を目指す取り組みです。
引き取った衣料品は、リサイクルしてRPF(固形燃料)に再生し代替エネルギーとして利用するほか、繊維製品の原料となるリサイクル糸を作り毛布や軍手を生産。毛布は日本赤十字社の協力のもと、国内外の被災地や開発途上国への支援に活用しています。軍手は、災害支援、森林保全、啓蒙活動など様々な場面で配布しています。
また、まだ使用できる一部の衣料品は、環境コンセプトショップ「オンワード・リユースパーク」(東京・吉祥寺/ECサイト)にてチャリティー価格で提供し、その収益をサステナブル活動に役立てています。

「オンワード・グリーン・キャンペーン」 公式サイトURL:https://www.onward.co.jp/green_campaign/
オンワードグループのサステナブル活動を紹介する「グリーン・オンワード」公式インスタグラム:https://www.instagram.com/green_onward/
■株式会社オンワードホールディングス 概要
1927年に「樫山商店」として創業しました。現在は、「ファッション」「ウェルネス」「コーポレートデザイン」の3つの領域における事業を推進するとともに、海外においては、「ヨーロッパ」「アメリカ」「アジア」の3地域でビジネスを展開しています。
ミッションステートメントである「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」のもと、“社員の多様な個性をいかしたお客さま中心の経営”により、地球と共生する“潤いと彩り”のある生活づくりに貢献する「生活文化創造企業」として前に進み続けます。
設立:1947年(昭和22年)9月4日
代表者:代表取締役社長 保元 道宣
本社:〒103-8239東京都中央区日本橋3丁目10番5号オンワードパークビルディング
URL:https://www.onward-hd.co.jp/
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