概要
ウールリッチ(WOOLRICH)は、アメリカのペンシルバニアで誕生したアメリカ最古のアウトドアアパレルブランド。ハンター用ジャケットやパンツなど数多くのアウトドアウェアを開発し、原料から製品までアメリカで生産するブランドとして規模を拡大した。
ブランドのアイコンであるバッファローチェックは、ハンター同士の誤射を防ぐために開発され、アメリカンカジュアルを代表する存在となっている。もう1つのアイコンとされるアークティックパーカは、アラスカのパイプライン作業の耐寒ウェアとして誕生し、世界的に知られている。現在、ウールリッチは世界45か国で販売されている。
日本では、トーメン(現在の豊田通商)や八木通商といった商社が取り扱った時代を経て、今はゴールドウインの100%子会社、ウールリッチジャパンが事業を担っている。ウールリッチジャパンはアウトドア向けのグローバル展開商品の開発と日本国内での販売を手がけており、2021年3月期で約30億円の売り上げを見込んでいる。
歴史
ウールリッチ(WOOLRICH)は1830年、ジョン・リッチⅡ世がアメリカ東海岸ペンシルバニア北部で毛織工場を設立したことから始まったブランド。アメリカ最古のアウトドアアパレルブランドとして知られている。数々のアウトドアウェアを市場に供給してきたが、なかでも1972年に開発したアークティックパーカは、保温性に優れたダウンウェアで、現在もなおウールリッチを代表するアイテムとなっている。
ウールリッチジャパンが設立されたのは2017年12月。ウールリッチジャパンは2018年9月、青山に旗艦店をオープンし、日本での発信力を進めている。
(2019年3月現在)