【アンプルール技術リリース】ハイドロキノンの力を、肌への配慮とともに。20年以上にわたる研究をさらに深化
クリニカルソリューションコスメ「アンプルール」を展開する株式会社ハイサイド(本社:東京都目黒区)は、皮膚科学分野の研究開発を手がけるプラスメディ株式会社との共同研究開発拠点「スキンイノベーションラボ」において、アンプルールが独自に研究・応用を重ねてきた「高浸透ホワイトハイドロキノン」(以下「本成分」)の細胞レベルでの働きを検証しました。
今回の研究では、メラニン産生細胞モデルと表皮を構成するケラチノサイト(角化細胞)の2種類を用い、本成分の働きを評価しました。メラニン産生細胞モデルでは、検討した2つの濃度条件のいずれでも、1細胞あたりのメラニン量が無添加条件より低い値を示しました。また、ケラチノサイトでは、炎症応答に関連する2つの遺伝子(PTGS2、F2RL1)の発現量が無添加条件を下回りました。これらの結果は、本成分の特性をメラニン量の変化と表皮細胞の応答から捉える、新たな基礎知見となります。
■研究背景
ハイドロキノンのブライトニング力を、安定した状態で活かすために
ハイドロキノンは、メラニン生成を抑える作用で知られ、美容皮膚科などの医療現場でも色素沈着の治療に用いられることがある成分です。一方、光・熱・酸素の影響を受けやすく、処方や使用条件によっては肌への刺激が生じる場合があります。
本成分は、安定化物質BCDACがハイドロキノン(以下「HQ」)を包み込む分子錯体構造を特長としています。アンプルールは2003年のブランド創設以来、その研究と製品への応用を独自に重ねてきました。

アンプルールが目指してきたのは、HQの濃度の高さだけを価値とするのではなく、その働きを安定した状態で引き出し、肌への影響にも配慮することです。
HQは、主にメラニン生成を担う細胞への作用から評価されてきました。今回の研究では、メラニン産生細胞モデルに加え、表皮を構成するケラチノサイトにも評価対象を広げました。
メラニン産生細胞モデルでは1細胞あたりのメラニン量を、ケラチノサイトでは炎症応答に関連する2つの遺伝子(PTGS2、F2RL1)の発現量を測定し、HQ単独と本成分の結果を比較しました。
■研究結果
高浸透ホワイトハイドロキノン添加時、2つの設定濃度でメラニン量が無添加条件より低値に
メラニン産生細胞モデルとしてメラノーマ由来B16F10細胞を用い、1細胞あたりのメラニン量を評価しました。

HQ単独では、低濃度条件でメラニン量が無添加条件を下回った一方、高濃度条件では上回りました。これに対して高浸透ホワイトハイドロキノン添加条件では、低濃度(0.91 nM)・高濃度(9.1 nM)のいずれにおいても、1細胞あたりのメラニン量が無添加条件より低い値を示しました。今回検討した2つの設定濃度において、HQ単独とは異なる傾向が観察されました。
表皮角化細胞では、炎症関連遺伝子の発現量が無添加条件より低値に
次に、ケラチノサイトへの影響を調べるため、ヒト由来角化細胞株HaCaTを用い、0.91 nMの条件でHQと本成分の添加による遺伝子発現量の変化を比較しました。PTGS2は炎症応答に関与するCOX-2を、F2RL1は炎症応答や表皮細胞によるメラノソームの取り込みに関与するPAR2を、それぞれコードする遺伝子です。

HQ添加条件では、PTGS2の遺伝子発現量が無添加条件を上回りました。一方、本成分添加条件では、PTGS2とF2RL1の遺伝子発現量がいずれも無添加条件より低い値を示しました。
この結果は、高浸透ホワイトハイドロキノンがケラチノサイトの炎症応答関連遺伝子の発現に影響を及ぼす可能性を示すものです。特に、F2RL1はメラノソームの取り込みにも関与するため、本成分の特性をメラニン産生細胞とその周囲の表皮細胞という2つの側面から捉える、新たな手がかりとなります。

※本図は作用イメージであり、浸透性を示すものではありません。
■アンプルールの取り組みと今後の展望
ハイドロキノンの力を、肌への配慮とともに。
進化するハイドロキノンサイエンス(R)
今回の研究では、メラニン産生細胞モデルに加えてケラチノサイトも評価対象とし、高浸透ホワイトハイドロキノン添加時のメラニン量および炎症関連遺伝子の発現量を調べました。評価する細胞と指標を広げたことで、本成分の特性をより多角的に理解するための基礎データが得られました。
アンプルールが目指してきたのは、ハイドロキノンの濃度を高めることだけではなく、その働きを安定した状態で活かし、肌への影響にも配慮することです。今回の結果は、こうした研究思想を細胞レベルでさらに検討していくための、新たな基礎知見と位置づけられます。
アンプルールでは、20年以上にわたり蓄積してきたハイドロキノン研究を、独自の研究体系「ハイドロキノンサイエンス」として発展させてきました。今後も、メラニン量への作用に加え、表皮細胞での応答をさらに詳しく検証し、ハイドロキノンの力と肌への配慮の両立を目指す研究と製品開発を進めてまいります。
AMPLEUR(アンプルール)について
アンプルールは、美容皮膚の知識を持つさまざまな専門家たちの英知を結集した先進のクリニカルソリューションコスメティクスです。美のあり方、そして「美しい肌」の定義も多様化する現代。限りないキレイへの願いに応えていくことが私たちの使命と考え、一人ひとりの「これから」に寄り添いながら“クリニカルな機能性”と“上質な心地よさ”を両立した化粧品をお届けします。
アンプルール公式サイト:https://www.ampleur.jp/

株式会社ハイサイド
2003年の設立以来、「AMPLEUR(アンプルール)」を中心に、業務用化粧品「WOVE style(ウォブスタイル)」「PEPTIDERM(ペプチダーム)」など、最先端で高機能な化粧品開発を手がけるとともに、美容・健康・医療分野に関わる多様なサービスを提供しています。
本社:東京都目黒区中目黒1-10-23-2F
代表取締役社長:根津 崇
創業:2003年3月14日
事業内容:化粧品、医薬部外品の企画・開発・販売、美容サロンの経営コンサルティング
URL:https://www.hsco.co.jp
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