概要
ムーレー(MooRER)は、伊藤忠商事が日本での独占輸入販売権を持ち、コロネットが販売するイタリアのラグジュアリーアウターブランド。
主力アイテムのダウンジャケットは、最高レベルのフィルパワー(羽毛のかさ高性を表す単位)を誇るホワイトグースのダウンを使用し、軽量で高い保温性を持つ。
ボタンやファスナーは特注品、縫製はすべてイタリアで行うなど、細部までこだわったデザインと機能性が特徴。
日本でのターゲット層は、30~50代のファッション感度の高い男性。全国の百貨店、専門店、セレクトショップが主な販路で、価格帯(小売りベース)は、ブルゾン10万円~20万円、ダウンベスト10万円~15万円、ダウンコート15万円~30万円、レザージャケット20万円~40万円。
伊藤忠商事は2022年に売り上げ20億円(小売りベース)を目指していたが、予想以上の人気を得ていることから目標を30億円に引き上げている。
歴史
ムーレー(MooRER)は1999年も家業であるダウンジャケットの製造業を受け継いだモレノ・ファッチンカーニ氏がイタリア・ヴェローナで創設したラグジュアリーアウターブランド。2016年11月にはミラノのスピーガ通りに初の旗艦店をオープンした。
2017年には伊藤忠商事が日本市場における独占輸入販売権を取得し、2018年春夏からコロネットを通じて販売がスタート。2018年9月には、世界で2店舗目となる旗艦店を東京・銀座にオープンした。
(2019年4月現在)