スニダン トレンドレポート2025を発表

2025/12/18 (2025/12/19更新)

株式会社SODA


株式会社SODA
取引データで見る人気アイテムやファッションブランドランキングを公開!2025年に偽造品が特に多かったアイテムや2026トレンド予測も

「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」(以下、スニダン)を運営する株式会社SODA(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:内山 雄太、以下SODA)は、2025年のスニダンの取引データにおけるトレンドや傾向を振り返る「スニダントレンドレポート2025」を発表いたします。





SODAは、「世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる」をミッションに掲げ、その実現のため、人々が”熱狂できる”モノをただ取引するだけではなく、その熱量が次の誰かへと繋がっていく「価値の循環」を生み出していきたいと考え、日々サービス開発に取り組んでいます。



2025年のスニダンは、日々進化する偽造品の撲滅を目的とした「スニダン鑑定研究所」の設立(※1)や、世界最大のグレーディングサービス「PSA」とパートナーシップを締結(※2)、さらに日本最大級のインターネットオークションサービス「Yahoo!オークション」と鑑定サービスの連携(※3)をおこなうなど、CtoC市場全体の安全性・信頼性の向上をリードする存在として、新しい挑戦を続けてきました。
※1:偽造品流通の増加・巧妙化に対応する「スニダン鑑定研究所」を設立
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000043703.html
※2:スニダン、世界最大のグレーディングサービス「PSA」とパートナーシップを締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000043703.html
※3:スニダン、Yahoo!オークションへ鑑定サービスの提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000043703.html


そんなスニダンの取引データから見える、2025年のトレンドや傾向を振り返ります。

スニダン トレンドレポート2025

2025年 スニダントレンドトピック





(1)スリフトブームで中古アパレルの取引が急増!スニダンの出品数も約2倍に
リユース業界の市場規模は、3兆2628億円に達し、右肩上がりに成長が続いています。なかでも、ファッション領域は「ブランド品」が前年比15.7%増の4230億円に拡大し、「衣料・服飾品」の6392億円と合わせ、初めて1兆円を超えています。(※4)世界的なスリフト(古着・中古品)ブームや、若者を中心に節約にもなるサステナブルなショッピングへとシフトしており、セカンドハンドを取り入れたスタイルが、賢くスタイリッシュなものであると支持されています。
スニダンでは、2025年4月にアプリの出品機能のリニューアルをおこないました。(※5)市場拡大の勢いもあり、機能アップデート後はスニダンの中古アパレルの出品数が前年比2倍(※6)を超え、取引が急増しています。物価上昇が続く中で、「欲しいブランドアイテムをお得に手に入れたい」という人や、鑑定付きで安心・安全なスニダンで中古アパレルを取引する人が増えたことが明らかになりました。
※4:リユース経済新聞「リユース業界の市場規模推計2025」
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_11719.php
※5:「スニダン」アプリの出品機能をリニューアル
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000043703.html
※6:2024年4月~12月および2025年4月~2025年12月の中古アパレルカテゴリー出品数の比較




(2)大人気!POPMART「ラブブ」
2025年爆発的な人気となったラブブは、BLACKPINKのLISA氏がSNSで紹介したことで世界的な人気に火をつけ、独特のデザインとブラインドボックスの入手困難な希少性が、Z世代を中心に「持ちたい」「集めたい」という熱狂を生み出し、2025年人気を集めました。
スニダンでも、2025年7月に取引数が急激にスパイクし、市場が過熱していることが見て取れます。
人気に比例する形で、偽造品の流通も深刻化しました。市場が本格的に拡大する前の2024年中は、偽造品の着荷は確認されていませんでしたが、流通量が増加し始めた2025年1月に初めてラブブの偽造品が確認されるとその後は右肩上がりに増加しました。2025年7月には偽造品着荷数が2025年1月の約2.7倍にまで膨れ上がっており、人気の高まりが偽造品の流入を招いている実態が明らかになりました。(※7)
※7:【スニダン調査レポート】人気アートトイ「ラブブ」、偽造品流通量が半年で2.7倍に。独自の取引データが示す市場リスクを公開 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000043703.html




(3)クロムハーツが爆売れ
スニダンは、今年に入って出品機能および検索機能(※8)を改善したことで、ラグジュアリーブランドの中古アイテムの出品が増えています。なかでも、「クロムハーツ」のアイテムはスニダンでの取引数が急増しており、多くのアイテムが最速1秒で取引が成立しています。さらに2025年9月中は、4点に1点の「クロムハーツ」のアイテムが1日以内に売れており、人気の高さが伺えます。(※9)
※8:「スニダン」アプリの検索機能をアップデート https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000043703.html
※9:スニダンアプリ内の直近1ヶ月の取引実績をもとに算出、対象期間:2025年9月1日~9月30日




(4)PSAグレーディングカード
2025年9月、スニダンは世界最大のトレーディングカード真贋鑑定・グレーディングサービス機関「PSA」と日本国内でのグレーディングサービスの拡充を目的とし、パートナーシップを締結し、PSA 公式直営店舗「PSA Lounge Tokyo(ラウンジ トーキョー)」 をスニダントレカ秋葉原店5階にオープンしました。
2025年スニダンでのトレーディングカードの流通取引総額は前年比約5.5倍、その内最も取引量の多いポケモンカードのPSAグレーディングカードの流通取引総額は前年比約6.8倍と、取引量が大きく伸びています。(※2)「楽しみながら価値も守る」価値観が広まり、トレーディングカードの価値、保証、流動性を高めるために真贋鑑定・グレーディングをおこなう人も増えています。スニダンのトレカカテゴリーの取引額の50%以上は「PSAグレーディングカード」が占めています。2025年もその人気はとどまることをしらず、コレクションとしての楽しみと資産価値の両面があり、長期的な資産運用やコレクションとして「PSAグレーディングカード」を持つ人が増えています。
2025年にスニダントレカ秋葉原店で最も高値で売れた「PSAグレーディングカード」は、「ピカチュウ アートアカデミー PSA10」でした。(※10)
※10:集計期間:2025年1月1日~2025年12月15日




(5)フォーマルもカジュアルも!「スニーカーローファー」が大流行
スニーカーとローファーの双方の特徴を備えた靴「スニーカーローファー」が2025年のスニーカートレンドに。ニューバランスが24年に発売した「1906L」が「スニーカーローファー流行の火付け役」と言われており、 24年1月のパリコレでファッションブランド「ジュンヤ ワタナベ マン」とのコラボモデルとしてお披露目され、注目アイテムとなりました。ニューバランス以外にも、HOKA(ホカ)の「スピード ローファー」や、NIKE初のスニーカーローファー「AIR MAX PHENOMENA(エアマックス フェノメナ)」などのモデルが話題になりました。スニーカーの歩きやすさはありつつも、フォーマルもカジュアルもあわせやすく、仕事でも私生活でも使える点が人気の要因で、「スノーファー」という略称でも呼ばれています。
ニューバランス「1906L」のスニダンでの取引数も前年比約14倍(※11)となっており、人気の高さが伺えます。
※11:2024年4月~12月および2025年4月~2025年12月のニューバランス「1906L」の取引数の比較





2025年 スニダン人気急上昇ファッションブランドランキングTOP10




2025年に人気が急上昇したファッションブランド1位は、「CASIO(カシオ)」でした。人気の理由は、腕時計の造形と機能を指輪サイズに凝縮した「リングウオッチ」によるものです。2024年12月にカシオの時計事業50周年を記念した企画で発売された「50th アニバーサリー カシオ リングウォッチ "ステンレススチール"」は即完となる人気で、このアイテムが日本国内で2025年6月に再販されると、一気に注目が集まりました。2025年10月に登場した新作「ゴールドカラー」もSNSを中心に話題となりました。2位の「MLB(メジャーリーグベースボール)」は、村上隆氏とのコラボ限定コレクションが人気を集め、遊び心あふれるモチーフを取り入れた特別デザインのユニフォームやTシャツ、キャップなどはスニダンでも人気アイテムとして数多く取引されました。3位にランクインしている「Levi’s(リーバイス)」は、2025年にコラボアイテムがたくさん登場したことが人気の要因です。「リーバイス(R)xサカイ」「リーバイス(R)×ナイキ」「リーバイス(R)×バブアー」などの話題のコレクションが登場しました。4位の「THUG CLUB (サグクラブ)」は、韓国発のラグジュアリーストリートブランドで、挑戦的且つ個性的なデザインで世界から注目が集まっています。特に注目が集まったのは「サグクラブ × アディダス」コレクションで、スニダンでの取引数も急上昇したアイテムとなりました。


2025年 スニーカー取引数ランキングTOP5




スニーカーは人気シリーズの「Air Force 1(エアフォース 1)」「AIR JORDAN 1(エアジョーダン 1)」が上位を席巻しました。注目としては、5位にウィメンズ スニーカーがランクインしており、スニダンで女性スニーカーの取引量が伸張していることがわかります。

2025年 ポケカPSA取引数ランキングTOP5




ポケカPSAの取引数は、さまざまなプロモーションカードの「ピカチュウ」が上位を占める結果となりました。ブラッキーex SARは、2025年非常に人気の高いポケモンカードでした。ブラッキーはイーブイ進化系の中でも特に人気が高く、高レアリティカード(スペシャルアートレア)の希少性・コレクション性も相まって需要が高まっています。


2025年 偽造品が特に多かったアイテム

【2025年 偽造品が特に多かったファッションアイテムTOP3】



2025年、アパレルにおける偽造品の流通は拡大傾向にあります。SNSを通じた新作や限定商品の情報拡散スピードは年々速まり、その熱量に便乗するかたちで偽造品が市場に出回るケースが増加しました。スニダンが今年6月に実施した利用者調査では、約6割が「偽造品が届く不安がある」と回答し、5人に1人が「実際に購入経験がある」ことが明らかになり、偽造品は“身近なリスク”となりつつあります。(※12)
2025年スニダンの鑑定現場において、偽造品の着荷件数が多かったスニーカー1位は
「UNION × Nike Air Jordan 1」でした。UNION(ユニオン)と「エアジョーダン 1」のコラボは、2018年に第一弾が大ヒットしたため、「第二弾も間違いなく人気になる」という注目商品であったことから、発売前から偽造品が数多く流通したといわれています。3位には「Nike Women's Air Force 1」がランクインしています。「エア フォース 1」は女性人気も高く、定価で手に入る定番商品ですが、”欲しい人”が多いことを背景に偽造品が作られています。スニーカーについては、「希少性があるプレミア価格のつく商品」と「定価で手に入る人気の定番商品」の2つの傾向で作られていることが、偽造品の最新トレンドといえます。また、これまではメンズスニーカーの偽造品が数多く流通していましたが、2025年はレディーススニーカーの偽造品も増えている傾向にあります。

アパレルの偽造品に関しては、FEAR OF GOD ESSENTIALS(フィアオブゴッド エッセンシャルズ)の偽造品流通が特に多い結果となりました。手頃な価格帯で人気を集めるディフュージョンライン「ESSENTIALS(エッセンシャルズ)」は、日常使いしやすく、手頃な価格でベーシックアイテムを展開するラインです。この「手頃な価格で日常使いしやすい」というニーズをついて、フリマアプリやECサイトなどの二次流通で「並行輸入品」「海外限定」と説明を添えて、偽造品業者が“正規品らしく見せるための手口”として利用するケースも少なくありません。ファッションアイテムを安心して取引をおこなうためには、購入前に販売経路や販売者の実績を確認したり、公式店舗や真贋鑑定を経た商品を選ぶことが大切です。
※12:2025年度「フリマ取引に関する実態調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000043703.html

【2025年 偽造品が特に多かったコレクティブルアイテムTOP3】



トレカの偽造品は、2025年「ポケモンカード151」 ボックスが1位であることがわかりました。今年、ポケモンカードにおいては「シュリンク」といわれるトレーディングカードボックスのパッケージにかかっている”透明なフィルム”を悪用した偽造品が数多く確認されました。商品にかかっている”透明なフィルム”を一度剥がし、中身を開封したあとに、違う商品に中身をすり替えたり、当たりカードを抜いた状態で、後から再度フィルムをかける「再シュリンク詐欺」が特に多くみられました。マクドナルドのハッピーセット「ポケモン」で話題になったポケモンカードもパックにカードが封入されていたため、同様に開封後に再度”熱での圧着”をおこない、中身をすり替える詐欺行為や偽造品が発見されました。ポケモンカードの「未開封」である点を悪用している偽造品が多く、鑑定技術なくしては、誰もが被害に遭う可能性があります。

ホビーカテゴリーにおいては、ポップマート「ラブブ」の人気シリーズ「ビッグイントゥエナジー」の偽造品が数多く確認されました。BLACKPINKのLISA氏の影響で、人気が沸騰し品薄状態が加速した時期に発売され、注目が集まったシリーズです。二次流通市場での価格が高騰し、偽造業者にとって格好のターゲットとなり、箱は正規品で中身を偽造品に入れ替えた「再シュリンク品」が、トレカカテゴリー同様に数多く流通しました。

2026年 スニダン注目トレンド予測




【ポケモンカード30周年】
ポケモンカードは、2026年10月20日に発売から30周年を迎えます。これを記念し、記念パックや豪華グッズ、コラボ商品など、様々な限定商品が発売される可能性が高く、ポケモンカードがさらに盛り上がることが予想されます。

【デニムアイテム】
昨今のデニムブームの影響はさらに広がり、2026年はデニムイヤーになるといわれています。デニムジャケットをはじめ、デニムスカートやデニムセットアップを中心としたスタイリングで、クラシックアメカジを今っぽく着こなすアイテムに注目が集まっています。パンツのシルエットはワイドが人気でしたが、デニムに関してはタイトシルエットのアイテムも増えています。
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