ハニークリーパー/19年6月で創業20周年 生産、品質、価格で商品力向上、セレクト店販路など拡大


 レディスアパレルメーカーのハニークリーパーは改めて専門店向け卸事業を強化する。生産地のバリエーションと品質管理、パタンナーといった企画力の充実で、SPA(製造小売業)やセレクト店販路向けの商材を拡大する。

 特徴の一つがニーズに合わせた生産地の活用と価格訴求だ。バングラデシュ、中国、韓国に生産ルートを持ち、それぞれに低価格を追求する。ロットがあり、低価格を追求するならバングラデシュ、多少高くても早く商品が欲しいという時には韓国ルートを利用するなどだ。同じ韓国であれば価格を抑えるノウハウを持ち、仲間卸の受注を受けることもある。

 セレクト店やレディスチェーンへの卸販売も拡大する。17年、ノウハウを持つ品質管理担当とパタンナーを採用したことで、全体の商品企画力が向上。取引先からも「着心地が良くなった」など実感のある声が聞けるようになったという。そのためOEM(相手先ブランドによる生産)、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の受注が増えたり、取引先の高価格帯のブランドと商談が始まったりと変化してきた。実績が上がってきたことで19年春物から本格的に販売を強化する。

 同社はヤングレディス店、地方専門店への卸、ECモールでの自社ブランド販売が主力事業になっている。EC販路も伸びているが、生産、企画、品質、価格で商品の差別化もできてきたので、卸事業を再強化する。

ハニークリーパー


HONEY CREEPER

【TEL】03-5772-2191

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