―― ビールづくりの副産物を、伝統技法で“日本の万能布”、手ぬぐいへ ――

スプリングバレーブルワリー株式会社(社長 井本亜香、以下 SVB)は、京都で70年以上にわたり旗や暖簾を手がけてきた株式会社加藤健旗店「kiten.」ブランドと共創し、SVB京都でのクラフトビール醸造工程で生まれる仕込み粕を染料へと生まれ変わらせた手ぬぐいを、2026年3月24日(火)より数量限定で発売します。
SVBは、クラフトビールを“飲む体験”にとどまらず、ビールを起点としたクラフトカルチャーの広がりや地域とのつながりを育む取り組みを通して、ワクワクする魅力的な世界を創造していきます。
■商品概要
- 発売日:2026年3月24日(火)- 商品名:
1.巡香の布 Hop Pattern Tenugui - Natural Malt Dye
2.乾杯の余韻 Beer Glass Pattern Tenugui - Natural Malt Dye
- 商品コメント:
1.“ビールの魂”とも呼ばれるホップとホップの蔓を繊細なラインで表現した総柄のデザインです。
2.クラフトビールの楽しさのひとつは、その多様な色。仲間と共に乾杯する楽しい雰囲気をポップに表現したデザインです。
- 価格:各2,450円(税込)
- 販売数量:各デザイン200枚限定
- 販売場所:スプリングバレーブルワリー京都・スプリングバレーブルワリー東京 店頭販売のみ
- 注意事項:仕込み粕由来の天然染料は両品とも、地の色にのみ使用しています。

<1.巡香の布>

<2.乾杯の余韻>
■本取り組みの背景
クラフトビールの醸造では、麦芽を糖化・濾過した後に仕込み粕(主に主原料である麦芽の粕)が発生します。このビールづくりならではの副産物を活用し、商品にアップサイクルする方法を加藤健旗店と模索しました。SVB京都の入口暖簾やスタッフエプロンの制作(※)を担ってきた加藤健旗店は、オーダーメイドに丁寧に寄り添う姿勢とともに、地元職人との強いネットワークを持ち、複数の技術をつなぐハブとしての役割を果たしています。そして今回、SVB・加藤健旗店の両社初となる仕込み粕を染料に使用した染物の制作に挑戦しました。
※暖簾・エプロン制作に関する紹介動画:https://www.instagram.com/reel/DIBNPo9Sgxa/?igsh=cDFzY2pteThlaTQx
■ 本取り組みのこだわり
(1)手ぬぐいという形に込めた想い
手ぬぐいは古くから生活を支えてきた日本の道具であり、包む・拭う・結ぶなど使う人の発想次第で自由な使い方ができる日用品でした。その点で、クラフトビールの自由さ・多様な選択肢がある世界観とも相性が良いアイテムと考えました。(2)天然染料ならではの魅力
手ぬぐいの地の色は、仕込み粕由来の天然染料で染め上げています。柄の部分には仕込み粕を使用せず、柄ごとに適した天然由来の染料のみを使用して表現しています。これにより、自然素材が持つ繊細な発色と奥行きを、美しく引き出しています。伝統技術によって生み出された天然由来の染料のみを採用しているため、水を汚さない、環境負荷の極めて少ない染色方法を実現しています。さらに、分子が細かい天然由来の染料ならではの特性により、布に触れたときのやわらかさを感じられるほか、使い込むほどに少しずつ色が育つような経年変化もお楽しみいただけます。
■仕込み粕が手ぬぐいになるまでの5工程

STEP1|素材の回収(SVB京都)タンクから手作業で仕込み粕を集める

STEP2|仕込み粕の乾燥・粉砕(京都 川端商店)漢方薬製法(※)で丁寧に微粉砕
※植物などを微細に粉砕する漢方薬の製法を応用して染料にする方法

STEP3|調合師による配合(京都 川端商店)天然素材ならではの色味を出す染料を制作するために、配合の割合、温度、順序などを
丁寧に管理

STEP4|手作業による精密な染色(藤田染苑)染料の特性や道具を熟知した職人が、その日の環境に合わせ最適に調整しながら染色

STEP5|仕立て・検品(加藤健旗店「kiten.」)1枚1枚人の手によって検品・梱包を行い、店頭へ
<加藤健旗店「kiten.」ブランド担当者 加藤剛史氏の想い>

仕込み粕の主成分である麦芽の粕で染色する方法を見つけることからスタートしました。染料として麦芽の粕を使用するということが初めてですので、対応できる染料の制作方法、染色方法を検討することのハードルが高かったです。
さらに、麦芽の粕に加えて、デザインを天然染料で表現する必要があり、非常に困難な商品づくりとなりました。協業した京都川端商店様、藤田染苑様の知識、経験、技術に敬意を表します。
【参考】 取り組み企業情報
■株式会社 加藤健旗店
本企画におけるトータルコーディネート・デザイン・仕立て・検品・販売を担当。京都で70余年、旗、暖簾、幕、幟、法被などのオーダーメイドでの製作を行います。『妥協したくない人に寄り添う』というアイデンティを軸にエプロン等を手がける自社ブランド「kiten. craft kyoto」を立ち上げ、現代の仕事に寄り添う商品を展開しています。



■京都 川端商店
本企画における染料の制作を担当。京都の地で受け継がれてきた染織の技と素材への深い理解を礎に、独自の天然染料を用いた新万葉染を軸に、染色、染色体験を行っています。



■有限会社 藤田染苑
本企画における染色を担当。1933年創業。型友禅の系譜を継ぎ、植物染料が持つ生命力を手捺染で一布ずつ写し取ります。環境と調和し、時代を超えて愛される「循環する美」を京都から発信しています。



【参考】 スプリングバレーブルワリー株式会社 直営店情報



企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ