障害や病気のある方々への1,800点超のお直し知見を活かし、商品企画から販売コミュニケーションまで、ベルメゾンの服づくりをキヤスクが伴走支援
障害や病気のある人の声を起点として、企業や社会とともに、すべての人が「着たい服」を選べる社会の実装に取り組む株式会社キヤスク(千葉県習志野市、代表取締役社長:前田哲平、以下キヤスク)は、自社が運営する服のお直しオンラインサービス「キヤスク」を通じて蓄積した当事者の声や知見をもとに、アパレルブランドのインクルーシブな服づくりやアフターサービスを支援しています。
このたび、その取り組みの一環として、株式会社千趣会(大阪市、代表取締役社長:鈴木聡、以下千趣会)の通販事業ベルメゾンと協業し、身体の動かしにくい方も自分らしく着こなせるインクルーシブなウェアシリーズを2026年3月10日(火)よりベルメゾンネットにて販売開始します。

■ベルメゾンのインクルーシブなウェアシリーズについて
本シリーズは、障害や病気のある方の「着やすい」と「着たい」に寄り添い、ベルメゾンで人気のトップスやボトムスをベースに開発されました。脇や裾がスナップボタンやファスナーで大きく開閉できる設計により、着脱のしやすさはもちろん、ケアをする方の負担も軽減する「新たな日常着」の提案です。
まずはキッズウェア7型とレディスパジャマ1型を販売し、2026年4月1日(水)にレディスウェアを新たに5型追加販売します。
本シリーズの開発背景やコンセプト、商品の詳細については、千趣会のプレスリリースにて紹介されています。ぜひご覧ください。
▶︎千趣会のプレスリリースはこちら

千趣会 ベルメゾン事業本部 ウィズファミリー&IPビジネスユニット 青木綾子氏コメント
ベルメゾンの服を障害や病気のある方に選んでいただくために、一番重要なのは「変えないこと」だと考えました。人気の商品をそのままのデザインや素材でお届けし、いつものお買い物の場で選んでいただきたい。知見のない私たちにとって、見た目と機能の両立は大きな挑戦でしたが、キヤスクさんとの協業が突破口となりました。今回の取り組みを通じて、ベルメゾンの服がより多くの方の暮らしを彩ることができるように、大切にお届けできればと思います。
株式会社千趣会について
1955年の創立以来、暮らしに寄り添い、女性に喜ばれる商品・サービスを提供し続けているウーマンスマイルカンパニー。通信販売事業のベルメゾンをはじめ、法人事業、保険事業、保育・学童事業など、女性のライフステージに寄り添った、さまざまなビジネスを展開しています。
▶︎公式ホームページ:https://www.senshukai.co.jp/
ベルメゾンについて
千趣会が1976年にスタートした通信販売ブランド。カタログ通販をはじめ、オンラインショップ「ベルメゾンネット」<https://www.bellemaison.jp/>では、ファッション・雑貨・インテリア・キッズ・ベビー・キャラクターグッズなど、オリジナル商品を中心に様々な生活スタイルやライフステージに寄り添った商品とサービスを提供しています。
▶︎公式X(旧Twitter):https://twitter.com/bellemaison_jp
▶︎公式LINE:https://lin.ee/CApSbIr
▶︎公式Instagram:https://www.instagram.com/bellemaison.jp/
▶︎お客様向け問合せ先:ベルメゾンコールセンター 06-7739-2657(受付時間:10時~17時 日祝除く)
キヤスク代表 前田哲平 コメント
当社はこれまで、障害や病気のある方々への1,800点を超える服のお直しを通じて、「着たい服を着る」ことにまつわる当事者の声や課題に向き合ってきました。今回の「ベルメゾン × キヤスク」のコレクションは、商品企画から販売コミュニケーションに至るまで、そうした当事者の声や課題を起点に、一貫した意思のもとで進められてきた取り組みです。
インクルーシブな服づくりは、一足飛びに完成するものではありません。だからこそ、当事者の声の表面的な要望にとどまらず、その背景にある本音や困りごとに丁寧に向き合い、どうすれば少しでも寄り添えるかを追求し続ける姿勢が欠かせません。そうした点において、千趣会の皆さまが示された姿勢は非常に誠実で、本質的なものだと感じています。
国内約8兆円規模とも言われるアパレル市場において、「身体の不自由な人が着やすい服の種類が少ない」「あってもおしゃれではない」という課題は、影響力のある企業が本気で取り組まない限り解決しません。こうした課題に真正面から向き合い、当社と対等なパートナーとして取り組んでくださった千趣会の皆様に、心より感謝申し上げます。
ぜひこの「ベルメゾン × キヤスク」の取り組みが成功し、後に続く企業が増えていくことを願っています。当事者の皆さんにも、ぜひ実際に購入し、意見を届けていただきながら、一緒にこの服づくりを育てていただけたら嬉しいです。本気で向き合う企業とともに、インクルーシブな服が多くのブランドから販売される未来を大きくしていけると信じています。
■アパレルブランド向け:インクルーシブな服づくり支援について
障害や病気、老いなど様々な理由で身体に不自由を抱える方々の多くが、「着にくい」という理由から、着たい服を諦めている実情があります。その規模は日本国内で最低でも数百万人にのぼると推測されており、今後の超高齢化社会を見据えると、さらに増えていくと考えられます。
着たい服を着る、着たい服を選べるという行為は、単なる身支度ではなく、生活の質(QOL)や、その人らしさに深く関わるものです。それは特別な配慮ではなく、本来誰もが持っている当たり前の権利だと、私たちは考えています。
一方でアパレル産業全体を見ると、「より多くの人を自社の服で幸せにしたい」という理念を掲げながら、身体の不自由な人に十分に目を向けられていない現実があり、その背景には「どう取り組めばよいか分からない」というノウハウ不足も存在しています。
最初から完成度の高い取り組みである必要はありません。試行錯誤を重ねながら、一歩ずつでも前に進み続けようとする企業としての姿勢こそが重要であり、それがCSRや付加的な活動ではなく、ものづくりや商売といった本業として組み込まれてこそ、継続的な変化につながると考えています。
キヤスクでは、インクルーシブな服づくりに関心はあるものの、「何から始めればいいか分からない」「自社で実装できるか不安がある」と感じているブランドの皆さまに対し、それぞれの状況に応じた支援を行っています。ご関心のある方は、以下をご覧のうえ、お気軽にお問い合わせください。
▶︎お問い合わせフォームはこちら
キヤスクによる支援の特徴
1. 多様な当事者ニーズへの編集力と対応力
身体の不自由な人の「着やすさ」へのニーズは一人ひとり大きく異なり、服の好みも同じく多様です。そのため、既製服での対応を成立させること自体が難しいとされてきました。
キヤスクは、障害や病気のある方々に対して、これまでに1,800点を超える服のお直しをOne to Oneで提供してきました。多様な当事者の声に向き合い続けてきたからこそ、一人ひとり異なる個別性の高いニーズを、既製服に反映可能なかたちへと体系化・抽象化・集約化し、ブランドが実務で活用できる知見として提供することができます。
2.既存リソースを活かした現実的なアプローチ
一般的なインクルーシブデザインを用いた服づくりでは、少数の当事者の声をもとにゼロから設計を行うケースが多く、結果として対象が限定的になりがちです。
キヤスクは、すでに市場で支持されている既存の人気商品を起点に、当事者の声の集約化をもとにした、より多くの人にとって実用性の高い機能を後付けするアプローチを採用しています。これまで培ってきたブランド力、商品力、生産体制、販売力といった既存リソースを最大限に活かしながら、無理なく、スピード感をもって、本質的なインクルーシブ対応を実装することが可能です。
3.文脈まで含めた伴走支援と信頼性
仮に機能や仕様だけを形式的に取り入れて商品化したとしても、その背景にある当事者の声や文脈が伴わなければ、当事者にとって信頼できる取り組みにはなりません。
キヤスクは、数多くのお直しや対話を通じて蓄積してきた当事者の声とその背景をブランドと共有しながら、商品づくりにとどまらず、情報発信や売場展開、ユーザーボイスの収集まで一貫して支援しています。
その結果、単なる仕様追加ではなく、ブランドとして一貫性のあるインクルーシブな商品展開が可能になります。
おわりに
ファッションにおいて、人が「欲しい」「買いたい」と思う入口は、障害や病気の有無に関わらず、まずはそのアイテムの見た目の魅力から始まります。
社会的価値とビジネスとしての持続性を両立させながら、多くの当事者にとって魅力的な選択肢を世の中に増やしていく。その実装を、パートナー企業とともに進めていきます。
インクルーシブ対応を「特別な企画」にとどめず、ブランド戦略の一部として実装したい企業の皆様からのご相談をお待ちしています。
お問い合わせからお申し込みまでの流れ
(1)まずは「お問い合わせフォーム」に必要事項を入力ください。
(2)ご入力いただいた後に、キヤスクの担当者よりご連絡をメールにて差し上げます。
(3)入力内容の詳細をメールやZoomなどでお伺いしながら、ご支援の内容や条件などをお打ち合わせできればと思います。
(4)お打ち合わせを経たうえで、お申し込みを企業様に最終決定いただきます。
■株式会社キヤスクについて
障害や病気のある人の声を起点に、企業や社会とともに、すべての人が「着たい服」を選べる社会の実装を目指す会社です。当事者へのお直しサービスを通じて蓄積した声や知見をもとに、ブランドのインクルーシブな服づくりやアフターサービスを支援し、身体の不自由な人への視点が、商品設計や服づくりの常識としてアパレル産業に定着することを目指しています。
▶︎公式ホームページ:https://kiyasuku.com/
▶︎公式Instagram:https://www.instagram.com/kiyasuku_/
▶︎公式note キヤスク研究室:https://note.com/kiyasuku_
会社概要
会社名:株式会社キヤスク (株式会社コワードローブから社名変更しました)
代表者:前田哲平
所在地:千葉県習志野市津田沼1-3-11 昭和第三ビル6階
事業内容
1)障害や病気のある人向けの服のお直しサービス「キヤスク」の企画・運営
2)アパレル産業向け知見実装型クラウド基盤「キヤスクラウド」の開発
3)ブランドの服づくりやアフターサービスの支援「キヤスク to Brands」
4)すべての人が「着たい服」を選べる社会に向けた知見の還元・継承
本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社キヤスク:https://kiyasuku.com/contact/
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