銀座に2.5億円のオーダースーツ旗艦店オープン。創業86年「銀座英國屋」、店舗数11→2への集約で”最高の接客”と”働き甲斐”を両立へ

2026/04/28 (2026/04/28更新)

銀座英國屋


銀座英國屋
店舗数半減で売上増を遂げた「逆張り経営」の集大成。1on1専用ルームや離職率ゼロの組織設計など、老舗が導き出した「売らない」という成長戦略の全貌。


東京銀座店 内観イメージ

1940年創業のオーダースーツ老舗「銀座英國屋」を運営する株式会社英國屋(代表取締役:小林英毅)は、2026年5月13日(水)、銀座・虎ノ門エリアの3拠点を統合した新たなフラッグシップ「東京銀座店」をグランドオープンいたします。

人口減少と市場の成熟化が進む中、英國屋はあえて「店舗数を削減しながら売上を伸ばす」という、従来の小売業の常識を覆す戦略を断行しました。

今回の統合・移転を契機に、これからの日本企業に必要な持続可能モデル「逆張り経営」の全貌を公開いたします。

銀座英國屋の逆張り経営の全貌

人口減少、人材不足、需要の成熟化が進む日本において、多くの企業が「売上を伸ばし続けること」に限界を感じ始めています。そうした中、真逆の戦略で成長を遂げた企業があります。創業86年のオーダースーツの老舗「銀座英國屋」です。銀座英國屋は、2019年度の11店舗・売上14.2億円という体制から、2025年度には4店舗・売上14.6億円へと進化。さらに2026年には、銀座三丁目店、銀座一丁目レンガ通り店、そしてオークラ東京店の3店舗を「東京銀座店」へと集約し、2店舗体制(東京銀座店・大阪梅田店)へと統合いたします。店舗数を減らしながら売上を伸ばすという逆説的な成長は、単なる効率化ではなく、経営思想の転換によって実現されました。そして、2026年5月13日にグランドオープンする「東京銀座店」の統合・移転を機に、「縮小して成長する経営」「構造でつくる組織」「あえて成長しない戦略」という三つの視点から、これからの日本企業に必要な経営モデルを提示します。

1,縮小して成長する経営

銀座英國屋の経営の本質は、「規模を追わないことで強くなる」という点にあります。2019年からの店舗統廃合により、固定費は大幅に削減され、損益分岐点は大きく低下しました。その結果、売上目標に過度に縛られることなく、人材育成や品質向上に投資できる経営体質へと転換しています。一般的に店舗削減は業績悪化の象徴と捉えられますが、同社ではむしろ逆で、縮小によって意思決定の自由度が高まり、長期的な価値創造に集中できる環境が整いました。今回の銀座・虎ノ門エリア統合は、その戦略の集大成であり、「拡大しなければ成長できない」という固定観念を覆す象徴的な事例です。規模ではなく構造で勝つという経営モデルは、あらゆる業界にとって示唆に富むものといえます。

売上・店舗数推移

2,構造でつくる組織

銀座英國屋には、組織文化を「仕組み」で支えている特徴があります。新拠点には「1on1専用ルーム」が設置され、日常業務の中で継続的な対話が可能な環境が整えられました。また、上司1人あたりの部下を6名以内に制限することで、マネジメントの質を担保し、個々の社員が「働き甲斐」を実感しながら成長できる構造を維持しています。さらに採用においては、通過率1%未満という厳選基準を設け、入社後のミスマッチを徹底的に排除。その結果、入社3年未満の離職率ゼロという成果を実現しています(2025年4月時点)。これらはすべて、「人を大切にする」という理念を構造化したものです。精神論ではなく設計によって組織を機能させる同社の取り組みは、人材不足時代における実践的なモデルとして注目に値します。

1on1イメージ


3,あえて成長しない戦略(量は追わず価値を守る)

銀座英國屋は、売上拡大を目的とした「量の成長」をあえて選択していません。年間生産数は約3,500着に設定し、それ以上の需要があった場合は、ウェイティングリストによって受注を制御しています。この判断は、短期的な売上機会を放棄する一方で、品質維持と顧客体験の最大化を優先するものです。過剰な受注は職人の負担増加や品質低下を招き、長期的なブランド価値を毀損するリスクがあります。同社はそのリスクを避け、「売らない」という選択を経営として組み込んでいます。結果として、顧客単価とリピート率は向上し、価格競争に依存しない収益構造を確立しました。大量消費から個別最適化へと移行する現代において、この戦略は持続可能な高付加価値ビジネスの象徴的なモデルといえます。

■大型フラッグシップ 東京銀座店


東京銀座店 外観イメージ

東京銀座店は、銀座・虎ノ門エリアに分散していた3拠点を統合し、5階・6階の2フロアに集約した「大型フラッグシップ」です。約2.5億円を投じた今回の統合・移転は、単なる店舗刷新ではありません。銀座英國屋の「量を追わず価値を守る」という経営戦略を空間レベルで具現化し、顧客体験の深化と組織基盤の強化を同時に実現するために設計されました。

5階エレベーターを降りると、高級感の漂う落ち着いた空間が広がっています。店内には、仕上がりのイメージを具体化する製品見本や、世界中から厳選された豊富な生地見本を展示。お選びいただいた生地やデザインでの仕上がり価格をご確認いただき、その上で改めてお仕立てをいただけます。また、カウンセリングからフィッティングまでを実際に体感できる「無料オーダー体験」も実施しており、初めての方でも安心してフルオーダーの魅力に触れていただけます。さらに、エントランス付近には新たにフォトスペースを設置しました。時間をかけて仕立てたスーツを受け取る瞬間を「記念化」し、顧客体験に特別な価値を添える空間となっています。

6階は、接客機能とバックヤード機能を明確に分離した構成となっています。最大の特徴は、新設された「1on1専用ルーム」です。人員集約によって生まれた余力を活かし、スタッフとの継続的な対話と育成を行うこの場所は、私たちの「試行錯誤を評価する」組織文化を支える重要なインフラです。また、従来課題であった動線の非効率や休憩環境を改善するため、広々とした事務所スペースを確保しました。スタッフの「働きやすさ」という基盤を整えることで、より質の高いサービスの提供につなげています。

東京銀座店は、2026年5月13日に開店いたします。これに伴い、既存の銀座三丁目店(5月)、オークラ東京店(6月)、銀座一丁目店(6月)の3拠点を順次閉店し、全ての機能を本店舗へ集約・統合いたします。

住所:東京都中央区銀座5ー8ー15清和銀座ビル5F・6F
TEL:03-3561-2941(現・銀座三丁目店)※5月13日より「東京銀座店」としてお受けいたします。
営業時間:10:00-18:30
敷地面積:5階270.09平方メートル 、6階270.09平方メートル



【メディア関係者様限定:開業前日の先行取材のご案内】

日時: 2026年5月12日(火)10:00~15:00  ※開業前日の先行取材枠
場所: 銀座英國屋 東京銀座店(中央区銀座5-8-15 清和銀座ビル5F・6F)
形式: 貴社単独によるインタビューおよび店内撮影(各枠1社限定・完全予約制)
時間枠(各90分):
10:00 ~ 11:30
12:00 ~ 13:30
13:30 ~ 15:30
定員: 先着3社限定(定員に達し次第、受付終了)

※13日のオープン当日や、別日程での個別取材(インタビュー・店内撮影)をご希望の場合は、柔軟に調整させていただきます。

【お問い合わせ・申し込み先】
株式会社英國屋 広報代行 東條真理子
Mail:mariko-tojyo@tabemonozukan.com

■ 銀座英國屋とはどんな会社か

銀座英國屋は1940年創業。日本を代表するオーダースーツブランドです。特徴は、単なる“採寸から縫製”ではなく「数値だけでは表現できないお客様の筋肉の付き方や骨の角度など」まで読み解く、独自のフィッティング技術です。その提案力は、医師・経営者・士業・外交官など、ビジネスシーンで信頼を大切にされる各界のプロフェッショナル層から高く支持されています。
創業以来、“フルオーダー文化”を守り続け、海外ブランドとは異なる「日本人の体型に寄り添うスーツ」を追求しています。工房では、熟練職人による技術が継承され、英國屋の品質の核となっています。
特筆すべきは、“1人の顧客を10年以上担当する専属スタイリスト・フィッティング専任技術者文化”です。顧客の体型変化・仕事の変遷・生活習慣まで理解した上で、最適なスーツを提案する関係性は、AIが台頭する時代においても、揺るがない価値を持ちます。

銀座英國屋は、伝統の技術と新しい働き方を融合させた「進化型 伝統企業」なのです。

会社概要

会社名: 株式会社英國屋
ブランド名: 銀座英國屋
設立: 1940年4月6日
事業内容: オーダースーツ製造販売(メンズ&レディース)
プレタポルテ&服飾品販売(メンズ)
従業員数: 66名(2026年4月現在)
本社: 104-0041 東京都中央区新富1-7-4 フォルテ新富町ビル2F
104-0031 東京都中央区京橋3-14-6 斎藤ビルヂング3階 (株)英國屋 ※2026年6月移転予定
店舗: 東京銀座・大阪梅田
※銀座・虎ノ門エリアの3拠点は2026年7月までに東京銀座店へ完全統合
URL: https://eikokuya.co.jp/

3代目社長小林英毅(こばやし えいき):28歳で社長就任、現在17期目

1981年7月東京生まれ。2004年3月に慶應義塾大学経済学部を卒業後、ワークスアプリケーションズに入社。2006年4月に老舗紳士服店である銀座英國屋に入社し、2009年6月、28歳という若さで代表取締役社長に就任しました。2026年7月には社長就任18年目を迎える予定で、その経営手腕が注目されています。

学術的な活動も積極的に行っており、一橋大学MBAや明治大学MBAで組織論のゲスト講師を務めるほか、100年経営企業倶楽部では事業承継に関する講演を行うなど、幅広い分野で知見を共有しています。老舗企業の経営者としてだけでなく、次世代の経営者育成にも貢献する人物として活動しています。



代表取締役社長 小林英毅


1981年7月 東京生まれ
2004年3月 慶應義塾大学 経済学部 卒業
2004年4月 ワークスアプリケーションズ 入社
2006年4月 銀座英國屋 入社
2009年6月 銀座英國屋 代表取締役社長 就任(28歳)
2023年7月 社長15年目(43歳)
一橋大学MBA・明治大学MBA 組織論 ゲスト講師
100年経営企業倶楽部 ゲスト講師(事業承継)
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