ライセンスマッチングサイト「exBrand」のユーザーの声



 祖業であるアパレルのOEMだけでなく、自社ブランドやEC、リアル店舗の運営を手掛ける丸一(東京、一ノ瀬広行社長)。1年に3つ新しい事業に挑戦するというアグレッシブな経営で前期は過去最高の利益を計上。これからはアパレルにとどまらず、人材紹介業や電子タバコの代理店業にも乗り出すという一ノ瀬社長に話を聞いた。

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 元々土木関係の仕事に就いていて、父親の会社に入ったのは20歳の頃。その後、@年に代表につきましたが、アパレルの仕事だけでは厳しいと思い、社名からニットを外し(当時は丸一ニット)、いろんなことに挑戦することにしました。

 結局、多角化することで、回り回ってアパレルの仕事に繋がることに気付きました。今はアパレルやブランドさんに「OEMができます」と言っても仕事は簡単に取れませんが、異業種の仕事をやり始めると、そちらから仕事が取れたりする。ノベルティだったりユニホームだったり。

 様々な仕事を通じてたくさんの人に出会うことで新しい営業チャンネルができるわけです。洋服のブランドをやりたいという人は多いですが、彼らがどこに相談したらいいかわからない、そんな時にうちでやりますよ、と言えば仕事が決まったりします。

 日本と中国に縫製工場があり、カットソーやTシャツがメーン。「JM1」という日本製のいいTシャツ(ボディ)が出来たので、これを使って面白いことができないかと思い、「令和」Tシャツをつくったり、インフルエンサーを活用したTシャツをつくったりしてオンラインで販売を始めました。

 ボディはあるので、あとはそこに載せる意匠を探すだけ。で、ネットでネタ探しをしている時に出合ったのが「エックスブランド」のサイトです。「これは面白そう」と早速契約をし「ロンズデール」「カルビー」「LINEスタンプ」の意匠を選び、Tシャツを製品化しました。

 これまでにないサイトなので使い勝手の面では改善すべきところはありますが、発想はすごく面白いと思います。自分の会社の立場から言わしてもらうと、キャラクターものがもっとあれば凄く使えるサイトになると感じています。すでにたくさんのブランドが掲載されていますが、キャラクターものの充実を期待しています。

*エックスブランドのサイト