《編集局長が会いに行く》ヴァンドームヤマダ会長 山田伸子さん 枠にはまらず、しなやかに

2023/11/28 08:00 更新有料会員限定


山田伸子さん

 「ヴァンドーム青山」は百貨店のファッションジュエリー売り場の顔として知られる。創業50周年を迎えたヴァンドームヤマダの基幹ブランドだ。このブランドを生み育て、販売会社の社長として営業の先頭に立っていたのが現会長の山田伸子さん。女性の営業担当がまだ珍しかった時代から、創業者で夫の故山田稔氏とともに業容を拡大してきた。これまでと、これからをどう見ているのだろう。東京・青山の本社に訪ねた。

怖いもの知らず

 ――『50年史』を拝見しましたが、平坦(へいたん)な道ではなかったですね。

 主人(稔氏)は根っからのアクセサリー屋でした。アパレルを含めていくつかの会社を経て、この会社を創業した時は、たった3人。主人のほか、企画に優秀な女性が2人いて、自ら象牙のオリジナルアクセサリーを身に着け、広めてくれました。手探りでしたが、強い信念で、しゃにむに仕事をしていましたね。

 私自身はまだ子供たちが小さく、専業主婦だったんですよ。大阪から東京に移っても能天気で、外で仕事をするなんて思ってもみませんでした(笑)。けれども、東京で再会した同級生たちが、お料理やお習字の先生などの仕事をしていましてね。大阪でぼんやりしていたのとは違うな、自分も何かしたいなという気持ちになり、主人に何かさせてほしいと頼みました。足手まといと思っていたのでしょうが、「何でもいいから」と、あまりにうるさく言うものですから、職人2人の鋳造の工場の経理を手伝うことになったんです。経理なんて、やったこともなかったのですが、寺子屋みたいに勉強もさせてもらい、後々、社長をするようになった時にも役に立ったと思います。

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