フェチ夜会「デパH」に潜入!ラバリストが集う熱い夜

2018/05/12 06:30 更新


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全国からラバリストが集結(5月6日深夜、東京・台東区根岸で)

【センケンコミュニティー】5月6日「ゴムの日」 “大ゴム祭”潜入ルポ 全国からラバリストが東京・鶯谷に集結

 ゴールデンウィーク終盤の5月6日は、ゴムの日。東京・鴬谷のフェチイベント「デパートメントH」には、ゴムの日にちなんで毎年5月に全国からラバリスト(ラバーファッションの愛好家)が集結する「大ゴム祭」が開かれている。ものすごい熱気といううわさを耳にしていたが、ラバーファッションといえばフェティッシュなボンデージスタイルしか思い浮かばない…。どんなファッションで、どんな人が集まっているのかを探るべく、会場に潜入した。

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とろけそうな熱気に世界が伸び縮み 深夜に400人の行列

 イベントはJR山手線鶯谷駅から徒歩3分ほどの元グランドキャバレーのイベントホール、東京キネマ倶楽部で夜通し行われるものだ。ほぼ終電に乗って駅に到着して目にしたのは長蛇の列。

 大学生らしき男女から中年男性まで、400~500人が列をなし、最後尾は上野動物園の前。すでにラバースーツを着用した怪しげな人もいておじけづいたものの興味が一層深まる。

 約1時間並んで無事に会場に入ると、更衣室で着替えをすませて変身した来場客が続々と登場。ラバーファッションだけでなく、女装やドラァグクイーン(女装パフォーマンス)、怪獣や動物といった何者かにコスプレした客などでいっぱいになり、非日常な雰囲気が広がっていた。

ラバーファッションにとってガスマスクは鉄板

 イベントのメインはラバリストたちによるランウェーショーだ。東京・池袋にショップを構えるオートクチュールのラバーウェア専門店「クラゲ」もショーを見せたほか、ラバー製の着ぐるみを使う現代アーティストのサエボーグが作品を披露した。


ラバーウェア専門店「クラゲ」が新作をみせた
現代アーティストのサエボーグがゴムでフンコロガシの作品を発表

 ドラァグクイーンのMCによって始まったショーは、これまでのラバーファッションへのイメージを一変させるものだった。

MCはドラァグクイーン

 全身をラバーで覆う〝トータルエンクロージャー〟と呼ばれるスタイルや、ラバースーツを自作する人、犬や鹿、ナースや修道女、女子小学生、漁師、草花などに扮するラバーコスプレ、ラバーで作られているフリフリのスカートやパーカをファッションとして楽しむ人などだ。

ラバースーツにダルマシアンのマスクをかぶった犬装家も
美女もショーに登場
「女子小学生のデート」がテーマのラバーコーディネート
毒花に扮しているというラバリスト

 ショーの参加者にとってラバーファッションの何が魅力なのかを聞くと、そのすべてが新鮮でもあった。

 「人ではない何かに生まれ変わりたい願望があり、ラバーが縮こまっていた自分を広い世界に導いてくれた」「幼いころからかっぱ(雨具)を着るのが好きで、自然とゴムの世界に」という動機の人もいれば、「ゴムの匂いや、つやつやとてかてかの質感、着たときの圧迫感がたまらない」「ゴムならではの発色が好き」という素材に魅せられた人も。

ラバーならではの発色も人気だ

 「『マッキントッシュ』のゴム引きコートからインスピレーションしてラバースーツを作りたくなった」と自作している人もいた。

 参加者それぞれの職業も学生からサラリーマン、OL、畳職人、グラフィックデザイナーと多種多様で、思い思いのラバーファッションで昼間とは別の顔をのぞかせている。

友達同士で楽しむ参加客

 ラバースーツに身を包んだ若めの男性は、約10万円で購入。「高額なのでそんなに持っていないが、ちょっと息苦しくて汗だくになるのが快感になる」と語ってくれた。

 街で見かけることは少ないファッションでも、ものすごい熱量で楽しんでいる人がたくさんいると実感した一夜。ファッション業界で働く人にこそ、ぜひ一度訪れてみてほしい。


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