久留米絣の坂田織物 伝承と魅力の創造に挑む 内製化やオリジナル開発で独自性を

2024/12/11 14:00 更新有料会員限定NEW!


100年以上のシャトル織機も稼働しており、経験と技術が必要

 久留米絣の坂田織物(福岡県広川町)は、伝統や技術を伝承しながらも、絣の魅力の創造や認知拡大に挑んでいる。絣が出来上がるまでの全作業工程は約30と多く、分業制を取る企業が多いなか、内製化に取り組んでいるのも特徴だ。市場や製造会社は減少傾向だが、オリジナルブランド開発や直販、普及活動に努め、絣の素晴らしさを広めている。

 1948年創業の老舗で、坂田和生社長は3代目。久留米絣の複雑で高度な伝統技法は、無形文化財に指定されている。しかし、「市場は特にコロナ禍での環境変化で縮小が加速した」と坂田社長。

柄を左右するくくり

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