東コレこぼれ話(前編)(五十君花実)

2015/10/29 00:00 更新


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こんばんは。

2週間ほど前になりますが、東京のファッションウィーク「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク東京16年春夏」が開かれておりました。

モリモリの展示会たちもほぼ今週で終了し、今シーズンのヤマはほぼ越えた感じでございます。

ファッションウィーク期間中は、各ショーのレビューを「これでもか!」といった具合に繊研本紙に書き散らして参りました。

一時間しか寝ずに原稿を書いた夜もありましたし、三時間だけ寝ようと思って目覚ましかけたのに、気付いたら朝だったという夜もありました。まるでテスト勉強のよう。

渾身のレビューなので、手元にウィーク中の繊研新聞がある人は読んでくださいませね~。

さて。ショーの詳細は上記レビューを見ていただくとして、このブログではレビューに書ききれなかった演出面の話とか、おもしろ系こぼれ話をご紹介致します。

1、え、ビニール剥がさないの?――ファセッタズム

 


撮影=加茂ヒロユキ


ミラノコレクションにも進出し、東京の今を代表するブランドとなったファセッタズム。ミラノでメンズは見せたので、東京ではレディスに絞ったショーでした。

通常、ショーの開始前って、ランウェーがゲストの靴底で汚れないように床にビニールや絨毯が敷いてあるんですが、もちろん始まる直前に剥がすんですね。

がしかし、今季のファセッタズムはビニールを剥がさず始まったので、「えっ?剝がすの忘れてない?大丈夫?」みたいにみんな内心ドキドキしていましたよ、という話。

多分、工事現場っぽい“途中な感じ”とかの表現の一つとしての、あえてのビニールだったのではないかと。現場監督風ルック(上の写真)もあったし。

ショー自体は、落合さんの「僕たちは次へ進むんだ」という意思を感じさせるものでした。服だけでなく、なんかそういう前に向かって行く生き方とか、人生の向き合い方とかも考えさせられたました。…単に私の考え過ぎなのかもしれません。

2、イケメン俳優(と思しき人)にキュンキュン――トッドスナイダー

 


撮影=加茂ヒロユキ


NYコレで発表している「トッドスナイダー」が、MBFWTのオープニングショーとして招かれておりました。

このショー、モデルのキャスティングが面白くて、少年少女にナイスミドル、おばちゃん、おじいちゃんといった具合に、文字通り老若男女が入り乱れておりました。

その中に、俳優の水上剣星さんと思しき人が交じっていたのです。しかし本当に本人なのかは確証が持てない。上の画像ですが違う人ですかね?なんか違う人な気もしてきた。違ってたらすいませーん。でもとりあえずかっこよかったことは確かだ。

3、足を引っ込めろ~!!――ドレスキャンプ

 


撮影=加茂ヒロユキ


パリコレでよく耳にするのが、カメラマンの「Unclose your leg , please!!」という怒鳴り声。フロントローの客に向かって、カメラに写り込むから足を組むな!!!と要求する声ですが、東京はランウェーが広いからなのか人間が優しいからなのか、あまりこの手の叫び声を聞きません。

しかし、今季のドレスキャンプの会場では、スタート前に「そこのアディダスのスニーカーの人、足引っ込めて!」「床に置いているバッグをどけて!」といった声が飛び交っていました。

なにごとかと思っておりましたが、ショーがスタートしたら一発で納得。ファーストルックのクラシカルなドレス(写真)がランウェー幅ギリギリで、それで皆さんピリピリされていたのです。

よく言われることですが、ファッションウィークはカメラマンさんが一番大変だと思う。皆さま本当にお疲れさまでした。

4、ショーがおしたのは誰のせい?――ハナエモリ・マニュスクリ

 


この画像のもうちょっと右の方にスージー女史もいた


ハナエモリのショーはなかなか始まりませんでした。招聘で来日していたファッションジャーナリスト界のゴッドマザー、スージー・メンケス女史ももう着席しているというのに始まらない。

これは一体誰を待っているんだ…!?ロイヤルファミリーなのか…!?佳子さまなのか…!?と、ペチャクチャ根拠の無い噂話をしながら待っておったところ、ご来場されたのは森英恵先生と安部首相夫人のアッキー(写真中央の黒いジャケットが森先生、ベージュのドレスがアッキー)でした。

ハナエモリのドレスに身を包んだアッキーはとてもステキでした。やっぱ要人が来ると場が華やぎますわ。というわけで、今回は残念ながらいらっしゃいませんでしたが、皇室ウォッチャーな私的には、是非ロイヤルファミリーな皆さまにもご来場いただきたいものです。

5、演出に絞って言えば、私的にここが一番グッときた――オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオ

 


撮影=大原広和


オニツカのショーはランウェーが透明で、中にたくさん蛍光灯が入っておりました。ショー開始と同時にライトが全部点いて、その上をサングラス姿のモデルが歩いてくるのですが、サングラスにライトが反射して映り込むんです。それが純粋にカッコよくって。後から写真で見返してもカッコいい。

テーマはシティーサーファーズ、音楽はなぜだか郷愁を誘われる「夢のカリフォルニア」。カラッと明るい感じばかりじゃないワケあり風のサーファー像の演出に、クラッときてしまいました。

ポンピリオの世界標準な感覚がそうさせるんでしょうが、演出面で圧倒的なメジャー感を感じるショーでした。東コレって、よくも悪くも手作り感・サブカル感のあるショーも多いので、そういうものに対してのメジャー感です。ある意味安心感とでもいいましょうか。

なんか長くなってきちゃったので、続きのこぼれネタはまた明日以降アップします!!

<おまけ>ウィーク中、会場で常に私を励ましてくれたどーもくんにビガップ!!

 


ファッションウィークなので、どーもくんもシルクハット&ボウタイでおめかし


マリエさんがやっているNHKのファッション番組の宣伝として、毎日どーもくんがいたのです!超かわいかった。どーもくんは荒んだ心の岩清水のような存在だった。皆さんも同じように感じていたことでしょう。ありがとうね、どーもくん!!



五十君花実 特技=ミーハーな記者・五十君がお届けする業界のよもやま話。パリコレから東コレ、ストリート、地方のおもしろショップまで、ニュースあるところに五十君あり!!…というスタンスが理想です

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