パリの高級バッグの製作を体験!(五十君花実)

2014/03/05 00:00 更新


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こんにちは。パリコレもあと1日を残すのみとなりました。

9日間もあって、毎シーズン開始3日目くらいに「もうこのまま永遠に終わらないんじゃないか…」みたいなことを考えますが(まるで学生時代のテスト週間のよう)、今回もなんとか終わりを迎えられそうです。

さて、ウィーク中にはデフィレ(ショー)だけでなく、展示会やプレゼンテーション、イベント、パーティーも各所で開かれています。繊研チームは小笠原、青木、私の3人で出張していますので、手分けしてなるべく全てのショー、イベントごとに顔を出しています。パーティーはあんまり行かないけど。出稿があるから(涙)。

バッグの「モラビト」のプレゼンテーションに伺いました。1905年創業のフランスのバッグメーカーで、日本だと帝国ホテルや東京ミッドタウンの直営店、百貨店のVIP顧客向け催事などで販売されているブランドです。

プレゼンテーションは自社の工房からバッグ製作の職人さんを呼んで、手縫いの工程などを間近で見られる内容でした。「試しにやってみる?」というお誘いを受けたので、お言葉に甘えてレザーを縫う体験をさせていただきました。

 


一本の糸の両側に針を付けて、キリみたいな用具で開けた穴に糸の両端を通していきます


工房はパリ市内、それも凱旋門のそばにあるそうです。パリという街は、伝統のもの作りがちゃんと残っているんですね。東京にも23区内の浅草に靴やバッグのメーカーさんがたくさんありますが、あれと感覚は似ているのでしょうか(イヴ・サロモンというファーブランドも工場が10区にあると言っていました)。

パターンオーダーやフルオーダーも受け付けていて、お値段はデザインによりけりですが、フルオーダーのカーフ素材で100万円くらいから〜という感じだそうです。決してお安いものではないですが、百貨店の上顧客さんからの引き合いは高いそうですよ。

モラビトさんに限らず、百貨店では今高額なバッグが好調という話はよく聞きます。アベノミクス効果で富裕層が潤って、購入するバッグの単価が上昇しているんだそうです。しかも皆さん目が肥えていらっしゃるので、人とは違うもの、パッと見ではブランド名が分からないものを欲しがる傾向が強い。そこらへんがかつてのバブルとは異なりますね。この流れを受けて、百貨店では上質で(ゆえに結構高額で)他にはあまり無いバッグを導入する動きがあるとか。

ベルギーの「デルボー」やフランスの「モワナ」といった老舗バッグメーカーが、伝統を守りつつ新しいクリエーションを入れて再生するという流れがこの間続いており、注目を集めています。こうした老舗のバッグメーカーの動きと、富裕層のニーズ、百貨店の思惑が重なって、バッグの市場は今新しい流れができつつあるようですよ。

以上、なんだか全くパリっぽくないブログになってしまいました。

ではまた!!



五十君花実 特技=ミーハーな記者・五十君がお届けする業界のよもやま話。パリコレから東コレ、ストリート、地方のおもしろショップまで、ニュースあるところに五十君あり!!…というスタンスが理想です

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