コモドが自社ブランド「ジェービーアタイア」 憧れの写真を元に創造

2024/05/01 10:59 更新


 ファッション業界で事業開発サポート・コンサルティングサービスを提供するコモド(東京、藤原寛一社長)は、素敵に思う写真を題材に「憧れのウェア」を作るレディス向けオリジナルブランド「ジェービーアタイア」を立ち上げた。セレクトショップを中心に自社サイトでも販売している。

 きっかけは、1枚の写真。「往年の有名女優などを撮った、創造性をかき立てられる憧れの写真は誰にでもある。その憧れの写真から日本人の体形に合うシンプルでスタンダードな服を創造して作る」(藤原社長)というのがコンセプト。セレクトショップのバイヤーを経て、現在はクリエイティブディレクターとしても活躍する金子恵治氏がブランドを監修する。

 金子氏は写真からスタイルと服を創造する。そして日本やイタリアの素材の中から色合い、素材感の合うものを選び出す。サンプルは納得するまで妥協せずに何度も修正する。デニムパンツ、シャンブレーシャツは倉敷市児島、白シャツはナポリ、カットソー製品は北関東、ニットは山形県で生産する。

「ジェービーアタイア」
憧れの1枚の写真から生まれた

 バッグに付けたステッカーのグラフィックは、有名ブランドとも協業しているロンドン在住のイラストレーター、ダニー・サングラ氏に依頼した。既にバッグを含め複数商品が完売状態という。

 卸先はロンハーマン、エストネーションやベイクルーズなどセレクトショップが中心。3月に自社ECサイトを立ち上げた。

 藤原社長は「長年培ったノウハウを生かし、売り上げを追求するよりも、憧れる商品を作り出したい。ファッション業界のアパレル商社2.0を目指し、細く長く提供し続けたい」と話す。



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